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突撃先は間違えないでねー

突撃受けました!
玄関チャイムが鳴ったので出てみると、お水っぽい雰囲気でやや険のある綺麗な女性が。
「私、ご主人とお付き合いしてます。」と言われて硬直。
とりあえず話を聞かなきゃいけないと思い、リビングに通して紅茶とケーキだした。
「おかまいなく。」いやいや、私が正気を取り戻したくて飲むんですよ。
気まずい空気…。そうか、旦那は私を大事にしてくれる一方、他の女性にも同じ事してたんだ、とか思い、
目頭が熱くなった。

とうとう私もサレになっちゃったんだなー。子供出来る前にわかってよかったじゃないかー。
だって旦那は目の前の女性を選ぶかもしれないし。
そんな事考えて紅茶を一気した。渋かった。
彼女はそんな私から目を逸らす事無くこう言いました。
「○○さんと別れていただけますか?」

…(´・ω・`)?

旦那の名前と違う。
「あのう…うちは△△ですけど。」
彼女の顔色が目まぐるしく変化するのを見て『カメレオン』みたいだと思った。

お茶を3杯飲ませて落ち着いたところで帰しました。
どうもマンションの階数をいっこ間違えたぽい。
こんな事、旦那にも話せない。バッと広まるから。
ここで吐き出させていただきますよ。
ともあれ、突撃先は間違えないでねー。

別れてもらいます! (キャラ文庫)

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